② 井上碧
濵野千寿瑛からバトンをもらいました、マネージャーの井上碧です。文学好きな千寿瑛に続くのはなんだか緊張しますが、暖かい気持ちで読んで頂ければ嬉しいです。
そもそも私がハンドボール部に入部したのは、高校時代マネージャーをしていた友人を見て、誰かのために一生懸命になる人間に強く憧れ、尊敬したためです。あとは新歓期間に出会ったマネージャーの先輩、そして選手の方々がハンドボールを心から楽しそうに練習し、活動している姿を見て決めました。
いざマネージャーとして活動する上で最も不安だったのが、4年間裏方として活動することに達成感を感じるかどうかでした。正直今でも、自分の活動が部の勝利に直接関わったと実感する瞬間はありません。「マネージャーってなんだろう」「一部リーグ昇格ってなんだろう」と思うことは多く、自分の中では未だに漠然としています。それでも練習へ向かい、マネージャー業務をこなし、さらに会計係に挑戦できたのは、その漠然とした思いの裏に、小さな喜びや達成感、またそれをマネージャーの仲間をはじめとしたチームメイトと共有出来る楽しさがあったからだと思います。
そうした中で、特に記憶に残っているのは1年生の時の早慶戦です。二点差で早稲田に負けてしまったものの、試合中のワクワク感、そして負けた時の悔しさは今でも蘇ってきます。その試合を見て、初めて自分の代では早慶戦で勝ちたいと強く思うようになり、目標ができました。同期や後輩が試合や練習でシュートを決めると嬉しさも感じるようになり、本当に本当にハンドボール部に入って楽しいと思うようになりました。
そうした一瞬が楽しいから、ハンドボール部のマネージャーを4年間も続けられてきたのだと思います。自分自身は選手のように、大きな目標を意識しながら普段練習に来ているというより、純粋に選手が得点を決めることが出来たり、皆と勝利を噛み締める瞬間が楽しくて、ここまでやってこれたのだと思います。
だからこそ最後に勝って、皆んなと笑顔で終わりたいし、同期や後輩活躍する姿を見てこの4年間を締めくくりたいです。
次回はハンド部のアイドルでありながら、二郎系ラーメンが大好きな渡辺美羽です!次回もお楽しみに!