第11回早慶ハンドボール定期戦

於:東伏見スポーツホール
本塾早稲田大学
前半317
後半420
合計737

一年間、最高学年としてチームをまとめてきた濱口・佐藤とプレイ出来る最後の機会である早慶ハンドボール定期戦。力量には大きな差がある相手だが、チーム一同、全力で食らいついていく気持ちで試合に臨んだ。試合開始早々、当山のロングシュートで先制点を奪い、良い雰囲気で試合が始まる。 DFではこの一年間取り組んできた、前であたり、サイドに追い込むことを目標としていた。しかし、相手の早いパスまわしに対応しきれず得点を許してしまうと、徐々に相手のペースとなってしまい、7分足らずで5点差をつけられる。なんとか追いつきたい本塾は、リーグ戦でも何度もチームを救ったGK善野がファインセーブを見せると、チームの得点源へと成長した高橋がサイドシュートを決める。一年生の活躍で流れを引き寄せると、先制点をあげてチームを引っ張っていた当山の退場で数的不利となるものの、井上がカットインシュートを決め会場を盛り上げる。 中盤、相手DFのプレッシャーに慌ててしまい、ミスから速攻を決められ、点差を広げられてしまう。OFではなかなかリズムをつかめない本塾であったが、途中出場のGK佐藤がファインセーブを連発しチームを盛り上げる。徐々に相手DFに対応し始め、濱口を中心に何度かチャンスを演出するものの得点は伸びず、3-17で前半終了を迎える。 後半の立ち上がり、OFでのパスキャッチミスを相手の素早い速攻に繋げられ、7分足らずで20点差をつけられてしまう。苦しい展開となるが、濱口のカットイン、GK佐藤のファインセーブなど四年生が気迫のこもったプレイを見せてチームを鼓舞する。すると10分、有村がペナルティーを獲得し、濱口がこれを確実に決め、後半1得点目を奪う。その勢いのまま追いつきたい本塾であったが、粘り強くDFをするものの、得点を許してしまう。点差を広げられ厳しい展開となるが、GK善野がノーマークシュートを連続で止める活躍をみせチームを活気づける。すると森澤のパスから井上がサイドシュート、フリースローから当山のカットインシュート、有村のパスから高橋のサイドシュートと、立て続けに得点を重ね、この日一番の盛り上がりを見せる。しかし、ここで早稲田がタイムアウトを取り、DFを修正したことで得点が止まってしまう。その後もGK佐藤のファインセーブなどで意地を見せるものの、再び点差を広げられ、37-7で試合終了を迎えた。 格上の相手に対し厳しい局面も多々あったものの、この試合で引退となった四年生の活躍が光る一戦となった。二人の四年生の雄姿を胸に刻み、来年に向けて冬の練習に励もうと思う。 [文責:有村]

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